考察しながら読む少女終末旅行「02戦争」
ユーリの銃は38式歩兵銃、戦車はソ連のT46、爆撃機はロシアのツポレフ95らしい。いずれも文明崩壊後の後期文明で復元された兵器のようだ。
季節は冬で、雪が降っている。01話でも雪が積もっている。二人がおじいさんの場所から出発するときに「冬の配管置き場」云々とのセリフがあるが、その冬の続きであるようにも見えるし、そうでないようにも取れる。
文明崩壊後の文字については、アニメ設定資料に解説がある。「ばくやく」「kaede」「こけいしょくりょう」と読める。
なぜ戦争が起こるか、なぜ人は争うのか、そういうことがテーマになっていると示唆される。食糧や資源の枯渇が戦争の原因と二人が気づく。
二人は戦争について疑問に思うが、銃や爆薬の使い方を知っているほどには訓練を受けている。
これら兵器の残骸は、文明崩壊後の後期文明で復元されたもの。文明崩壊の原因となった兵器は、文字が日本語で動力は核融合、武器はレーザー核融合や核融合爆弾などが使われていた。それに比べれば争いは退化したとも言える。
チトは、物理的によく暴力を振るう。二人の間で起きた人類最後の戦争?は、殴って終わったようだ。