ひーらぐ日記

自然をこよなく愛する写真家?趣味や興味や楽しかったことだけ書く。

ハクメイとミコチの感想と考察〜第7話仕事の日2

【ネタバレ】漫画を読んでくれ

 

仕事の日1でハクメイの仕事紹介を紹介して、アラビの話を挟んで、仕事の日2でミコチの仕事の紹介である。パートナーは、なんとコンジュ。第2話以来の登場だ。歌姫の話は、仲良くなった?のか不明な終わり方だったが、どうなんだ?

 

コンジュが新築祝いを持って家を訪ねてくる。ミコチは出迎えもしないで地下に呼ぶ。会って第一声は「本当に来たんだ」である。社交辞令で、家に来てねとでも言ったのか?この時点では、まだあまり親しくない、親しくなりかけ?の感がある。

 

そこで、家が爆発した回でのミコチのセリフ「コンジュの家は狭いらしいし」が思い出される。つまりお互いの家を訪問するのはこれが初めてなのだ。

 

ミコチの家を訪問したコンジュは、手土産を持ってきたり言葉使いも丁寧で礼儀正しく、初対面の印象とずいぶん異なる。一方でミコチはズケズケと言いたいことを言って遠慮がない。この辺の対比が面白い。

玄関の骨は、骨格マニア以外には理解されない趣向らしい。もらったお土産は、客の前で開けて客にも振る舞うのが礼儀のようだ。ここは外国っぽい。

 

ミコチの職業が明らかにされる。保存食や日用品を作って卸すことだ。夢品商店はむじな商店で、ムジナは普通アナグマのことだ。第2話でミコチが手伝ってる露店も同名である。店長は後に登場する。

ハクメイの包丁研ぎはこの後もたびたびネタにされる。

 

コンジュというキャラは、

お姉さんキャラ、

ライバルキャラ、

おバカキャラ

の三つの要素で構成されている。

 

年齢的にはハクメイやミコチより2〜3歳上である。なのでときどきお姉さんになる。二人が働いているのか心配したり、はしゃぐミコチをなだめたりする。

ライバルキャラとしては、対抗心を燃やすことが趣味?のようで、料理を手伝ったり、乙女の仕事に燃えたり、石鹸の作り方を伝授したりする。

そしておバカキャラとしては、手土産に本人作のものを持ってきたり、ハチミツの卵のかたまりをつくったり、鍵を忘れたり。

 

強烈で首尾一貫してるコンジュのキャラは動かしやすい。ミコチはツッコミ役なので、相手がいないと映えない。この回はコンジュをだしにミコチを紹介する回だったのだろう。だがコンジュのキャラと暴走が激しくて、コンジュ回なのかミコチ回なのか分からなくなってる。コンジュ強い。オチも持ってくし。 

手伝ってるときはちゃんとハープを外してるところは好感。

 

そしてこの回のキモは、コンジュのなるほどなるほど、のところである。ミコチは寂しがり屋さんねぇ、のところ。一見すると何を言っているのか分からない。読者の想像に任されてる部分である。

 

これは想像だが、

ハクメイの仕事が繁盛してないと聞いて、コンジュは心配になったのではないか?

ハクメイは居候の立場である。普通であればより稼ぐべきだ。それがミコチの手伝いでは、ますますハクメイの立場がないのでは?またミコチも不満なのではないだろうか?

そんな心配である。

ところがミコチは一転して、ハクメイの仕事っぷりを褒めているのだ。またハクメイの事を語るときのミコチの嬉しそうなこと。

そこでコンジュの心配が杞憂であるとわかる。

なるほどなるほど、は二人の関係を理解したセリフだ。コンジュの言う「今日私が来て嬉しかったでしょう?」は、「今日ハクメイがいなくて寂しかったでしょう?」という意味である。すると、次の寂しがり屋の意味が分かる。

つまりコンジュの魅力とは、バカなお騒がせキャラがときどきこのようなお姉さんになるギャップ萌えなのだろう。

 

このように、ミコチ回なのに、すっかりコンジュが幅をきかせている。ミコチに真の主役回は来るのか…がんばれミコチ。

 

【アニメ】

ミコチがハクメイの道具をいじってる。手入れでもしていたように見える。ミコチの嫁度が高くなる演出?

ミコチの表情が全体的に可愛い。漫画では、ハクメイ大好き、コンジュどうでもいい感が…

アニメオリジナルで、石鹸を仕上げに洗ってるところ、コンジュが「ローズマリーがあるといいんだけど」と言っている。アニメではBパートがミミズクと昔話で、野生のローズマリーを採取するところから始まるので、うまく話が繋がるようになっている。